通りすがりに失礼します。
一条工務店では基本的に減額方法は以下になります。
・坪数を小さくする
・オプションを外す(標準に戻す)
この間取りではLDKを東2畳分削っても、まだLDKは20畳以上の大きさであり、1坪縮小なので約100万円の減額ができます。
しかしLDKが小さくなってしまうため、これはご家族の方とよく話し合わなければならないでしょう。
合わせて太陽光パネルも縮小となれば、さらに減額の幅は大きくなります。
予算がオーバーしているからには、生活に支障がない部分からオプションを外すべきではないでしょうか。
とりあえずパッと考えられるのは以外が挙がります。
・ライブナチュラル、ライブナチュラルプレミアムから標準で選べる床へ変更
・壁紙を標準内から選択
・照明を標準内から選択
・JF5961から標準FIX窓✕4へ変更
・トイレを標準に変更
どんなオプションを選んでいるかにもよりますが、生活に支障を来さないものからオプションを外すしかありません。
減額調整、泣きそうになりますよね。お気持ち分かります。
間取りへの要望からするとFIX窓を減額調整すると逆に後悔ポイントになりそうですね。
しかしこれで、10万+電動2箇所=12万円から
電動4箇所=4万円となり、8万円の減額にはなります。
ちなみにファイン手摺も結構な高額オプションですから気を付けてください。
オプションを削りたくないなら、坪数を抑えるしかありません。坪数を削りたくないなら、オプションを削りましょう。
両方叶えたい!場合には予算を増やすしかありません。
考え方として、収納は後から足せるという考えもアリです。
作り付けの収納は位置の変更や、その部分のスペースを別の用途で使うって無理じゃないですか。押し入れを作っちゃったら、そこはもう押し入れにしかならないんですよ。
だったら大きめの居室にしておいて、必要になったら家具収納を買うとか、とりあえず納戸としてそれなりの大きさの部屋を一つ設けておくと、収納スペースにもできるし、何か別の用途でその部屋を使うことも可能です。
これらの方法なら一条工務店では値段が変わらずにできます。坪数✕坪単価という単純な計算で建物の本体価格を計算しているからです。間取りの内訳はどうであっても同じです。
ここの値段に、標準坪単価に含まれない「標準外費用」が乗るだけですので、オプションや「標準との差額」がかかっているものを標準内仕様に戻せば、費用はどんどん下げていけます。
一条工務店はフル標準になったとしても快適性はほぼ変わりませんから、あとは気持ちとの戦いでしょうか。
また、オプションに限らず、当初はカーテンレールだけ取り付けておいてカーテンは資金調達後に後々つける等、後からでも可能なものについては後回しにするという考え方も大事です。
なにも、家は新築当初から完成形にする必要は全く無くて、むしろ余白を残しておき、生活に合わせて、変化に対応しながらお家も家族も一緒に成長する、くらいの方が良いと個人的には思ってます。
さて、ファイン手摺で開放感を出したいなら、それを軸にして階段位置をそこに合わせた方がいいです。
多分ですがLDKをこのままいじらないとするなら吹き抜け空間をリビング上部ではなくダイニング上部に変更しプランを作り直す方がご希望に沿う気がします。
例えば今の図面からいうとちょうど吹き抜けと洋室の位置が入れ替わる感じにすれば、ファイン手摺に面した廊下ができて開放感が生まれると思います。
ただ、後述しますが吹き抜け空間の位置が変わると配置可能な階段の位置も変わりますので、そこは厳密に確認しておく必要があります。
ご希望の間取りにはファイン手摺に沿う廊下部分が必要であり、その部分が今の間取りよりも余計に必要ですから、居室やその他のスペースを圧迫することは避けられません。これはもう中間とかありませんから、どっちを取るかということになります。
恐らく完全にご希望に沿うのは、ダイニング空間上部に広がる吹き抜けに沿うようにしてファイン手摺を配して、そこを廊下が囲むように間取りを作ることです。
2階部分の面積を考慮すると恐らくは吹き抜けに2面、ファイン手摺を隣接させる間取りにするのが限界でしょうか。吹き抜けを8畳分ではなく6畳分まで縮小すれば概ね丸く収まりそうな気がしますが、そこは他との兼ね合いなのでどっちにどれくらいスペースを割くかという問題になります。また、この配置にすることによりJF5961も1つで済みますから、窓費用の節約にもなる訳です。
その辺を設計士と良く相談すると良いのではないでしょうか。
一条工務店では、階段が吹き抜け空間として扱われ、一条工務店ルールとして吹き抜けの取り方や大きさ、配置可能な位置が厳密に細かくルールで決まっています。
吹き抜けをこの位置にこの大きさにするなら階段はここには配置できません、とかが普通にあります、ってことです。
これは稟議でも変える事ができません。耐震等級3が担保できなくなるからです。
ですから、ご自身で間取りを作る場合にはその一条ルールを全て把握された上で図面を引かないと、せっかく作ったのにそれはルール上無理だった、なんてことになりかねませんのでご注意ください。
それが面倒であれば、設計士に「とにかくこうしたいんだ!」っていう熱い想いをぶつけて、その希望に沿う図面を作ってもらう、ということになると思います。
その際、生まれた開放感とトレードオフになる部分が必ずありますから、そこは受け入れる必要があると思います。
参考になれば幸いです。長文失礼しました。