理想

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    通りすがり
    ゲスト

    まず、この質問には設計士、建築家の方でなければ回答できないでしょう。

    素人の私が助言できることは、間取りに窓の情報が無いこと、加えて「木造で考えているのか?鉄骨造で考えているのか?」が記述されていないこと、この2点が致命的であるということです。
    加えて、木造なら木造で、軸組工法か、枠組み工法か、ラーメン構造なのか、等でも回答が異なってくる筈です。
    上記理由により、現段階では出来るとも出来ないとも返答できないのが実態でしょう。

    ぺさんの質問の意図を代弁すれば、この間取りは耐震等級3(ハウスメーカーによってはそれ以上)を担保したい場合に構造計算上問題ありませんか?という事かと思いますが、まず素人の私でも分かる内容として偏心率というものがあります。

    少なくとも一般的な戸建て住宅では、耐力壁という構造計算上重要な壁があるわけですが、これを無闇やたらに配置すれば良いわけではありません。つまり、家全体にバランスよく配置されなければならないわけです。このバランスよく配置するというのは、建物の東西南北という各方角の壁につき、適切な間隔で配置するということです。

    ここで一つ大事というかポイントになるのが窓の配置です。
    当たり前ですが窓がある部分は、耐力壁ではなくなる訳です。

    ここで、一つ日本家屋の特徴とでも言うべき傾向をお話すると、南側に窓面積を大きく、広く取ろうとします。
    つまり、家という構造体の南側に、LDKを大きくとり、そこに大型の掃き出し窓を設け、採光と通風、南に広がる広いお庭という景観を室内に取り込むという間取り設計です。

    何もこの発想を否定するわけではございませんが、ここで先ほどの偏心率が大事になります。南に大きく開口する窓を広くとると、地震等の強烈な衝撃、力が加わった場合、そちらに向かって倒壊しやすくなるのです。つまり戸建て住宅でこのような間取りを取った場合、南に倒壊しやすい構造物となってしまいます。

    そこで、窓の配置、そのバランスが求められる訳です。
    つまりある方角にばかり窓が多く、ある方角には窓が少ない、という間取り設計では構造計算上不利になるのです。
    ここまで読むと皆さんお分かりのとおり、よくありがちな「南側には窓を多く取り、自然光を取り込み明るく冬も温かいリビング、北側には寒いから窓はできるだけ少なくする」という設計は素人である私を含め、素人で間取りを設計するとよく陥りがちなポイントである訳なのです。
    そういう設計は建物の耐震等級で言うと不利な設計であるため注意してください。

    ここで話を戻すと、この間取りでは構造計算上重要な要素である「窓」の情報がありません。

    しかしこの間取りではLDKが建物の南側を100%占有しており、ここにはおそらく大きな掃き出し窓が付くことが予想され、その吹き抜けの2階部分にも明かり取りの窓がつくことが予想できます。

    つまり、南側に窓がたくさん配置されるであろうことが予想され、北側に目を向けても、トイレ、浴室、洗面、ラドリールームと、代表的な水回りが配置され、南側に比べて窓は小さく、また個数も少なくなることが予想されます。つまり先ほど例に挙げた間取り通りになることが予想されます。

    家の形が正方形に近いことは構造計算上非常に有利に働きます。この家もそうですが、凹凸の少ない家はそれだけで構造計算上は有利に働きます。ちなみに最も地震に強い設計が正方形の家になります。

    私が素人的に思う構造計算上不利に働くであろうポイントとしては、家の中心に階段がきていることです。耐力壁とはなにも外壁だけではなく家の中に存在する壁に対しても使う訳ですが、階段とは吹き抜け構造として計算されるはずです。この階段が廊下(この間取りがメーターモジュールなのか尺モジュールかは分かりませんが、恐らくは幅1000mm前後でしょう。)を挟んで吹き抜けになっていますね。ここが構造計算上大丈夫なのだろうか、という事になろうかと思いますが、冒頭申し上げたとおりこれは複雑な構造計算になるのでしょうから、設計士でなければ答えは出せないでしょう。

    少なくとも素人の私でも何となく予想できるのは、まずLDKおよび吹き抜け空間には、構造計算的に窓の面積(一箇所ずつの大きさや、個数)の制限を受けるであろうことです。

    次に、リビングの吹き抜け空間に、吹き抜け構造である階段が肉薄していること。これにより吹き抜け空間の大きさの制限を受ける可能性があることです。(この図面の通り吹き抜け空間がとれず、この図面より吹き抜けが小さくなるかも?)

    つぎに、畳数が分かりませんが、LDKが巨大なI型の空間であるため、これを垂れ壁や耐力壁を設けずに作るには住友林業のビッグフレーム工法や鉄骨造のような堅牢な作りでなければ無理かもしれまない、ということです。
    一般的な木造軸組工法だと、先述の垂れ壁や耐力壁を作らなければ実現できないかもしれません。(つまり耐力壁が作られるということは完全なI型じゃなくなるということです)

    最後に、ウッドデッキの両端だけでは2階部分を支えきれず、袖壁のような壁が側方の延長部分に、柱ががウッドデッキの中央付近に必要かもしれない?ということです。
    これは屋根材が何であるかとか、その建物の2階部分の重さにもよると思いますが、こちらも設計士でなければ詳細な回答はできないでしょう。
    しかし、素人の私が見ても建物の南側が、LDKと等しい面積のウッドデッキとして開口しているため、これを南側100%開口の耐力壁なしで建物が成り立つとは到底思えません。
    開口部分が広すぎるように感じますが、もしかしたら鉄骨造なら問題なく実現可能、とかなのかもしれません。

    上記はあくまでも素人である私の素人的な見解であり、実際に設計士が見れば上記の見解とは全く異なる見解なのかもしれません。 これは自分の担当の設計士によく確認なさるのが良いでしょう。

    長文失礼しました。参考になれば幸いです。

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    2 返信
    ゲスト

    コメントありがとうございます!
    色々勉強になります。
    窓、柱など実は考えていたものがあるのでもう一度写真載せます。もしよろしければ皆さまコメントお願い致します

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